映画評論? 第2夜

亡国のイージス」見ました。
少しネタばれしてますので見てない人は見ないでね
見るたびに見なきゃよかったと後悔する邦画が多い中この映画は頑張ってるほうだと思う。
と言うのは映像的な話、ストーリーはちょっと難ありと言った感じか・・・
映像は自衛隊の全面協力があったからこその本物のイージス艦の迫力、最後のほうで出てくるF2支援戦闘機もしっかりパイロンにテルミットプラスとやらをぶら下げて飛んでた(ハプーンの訓練弾だと思うけど)のも今までのつめの甘い日本映画には無かった事なので良かった。
 
ただし全体的に説明不足なのがちと気になった。
物語が進むにつれて「あれはだれ?」とか「何が理由?」とか疑問が多くなるのは多分原作が2冊構成の大作だからだろう。この映画は見た後に原作を読むといいのかもしれない。
でもそれをするとこの映画見る意味あるのかわからなくなる、原作読めばいいじゃんってなるw
 
俳優に関してはまず文句つけたい人から
真田広之は最初から最後までいい人を通すのだがあそこまで強い人間っているか?
中井貴一は某国の工作員の割りにやることがお粗末、最後はマストで何したかったの?
勝地涼は演技がいちいち濃い、死にかけてるのにしっかり話すな、そのシーンの雰囲気が壊れてた。
吉田栄作も死ぬ時の演技が大根、西部劇じゃないんだからw(死ぬ時の演技・・かな?w)
豊原功補自衛官って感じじゃない、顔が下品なんだよな。
チェ・ミンソ・・・はぁ?誰?w
 
良かった俳優は寺尾聰佐藤浩市岸部一徳、この3人は写るたびにそれぞれの世界に連れて行ってくれる。特に佐藤浩市岸部一徳のからみは最高。
見ればわかる。
 
その他見終わってからキャスト見て気づいたのだがほんの少ししか*1出てないF2パイロット役の真木蔵人に宗像良昭一佐という役名があった事にびっくりしたw
本編では一回も名前呼ばれてないのにw
原作にはあるんだろう・・・
 
原作が立派すぎて映画で描ききれてない作品はいっぱいあるけどこの映画もそんな感じ。
でもここ最近の邦画の中では一番おすすめ出来る作品かもしれない。

*1:しかも顔が写るのはほんの3秒くらいで後はヘルメット姿で本人と確認出来ず